Pocket

アフリカの若者の約7割が農村地帯に住んでいます。しかし、 彼らは移住するのではなく、ますます農業に関わっています。若者は農業に対する世界の見方を変えようとしています。

アフリカの青少年が農業の革新と再定義に貢献している10の方法がここにあります。

 

1.水耕栽培

水耕栽培

若い農家は伝統的な農法を残しつつ、より革新的な方法を選択しています。 水耕栽培は土壌を必要とせずに栽培することが出来ます。 水は植物を育てるために使われます。

南アフリカ西ケープ州ステレンブッシュの農家Loyiso Mbete氏(養蜂家)は、「水耕栽培は、大規模な陸地が必要なく、より早く生産することが出来ます。 また、スパイクやシャベルなど農業で伝統的に使用されていた面倒な方法も必要ありません。 さらに、水耕栽培の最大の利点は、年間を通じて農業を行うことが出来ることです。」と言っています。

 

2.垂直農法垂直農法

世界では、植物を育てるためのスペースが不足しています。そこで、農家は利用可能なスペースを最大限に活用しています。水平ではなく垂直農法にすることで、栽培に必要なスペースを10倍にすることが出来ます。

垂直農法は水の使用も少なくて済みます。より管理された環境の中で行われるため、栽培に必要な水の量を正確に把握することが容易だからです。また、より衛生的で生産高も向上します。 この垂直農法が正しく行われれば、農家は少なくとも5倍の収穫を得ることができます。

 

3.携帯電話携帯電話

農家は業界の最新動向を調べるために携帯電話を使用しています。 しかしもっと重要なことは、彼らは携帯電話を使って農業経営をしているということです。若い農家は、ソーシャルメディアを使って自分の農場や生産物についての知識を高めています。

モバイルアプリは、農家に重要な情報を伝えることで農家を助けることができます。iCowは家畜の飼育、生産、農家の生産高向上を目的に支援するモバイルサービスです。SMSメッセージで農業や家畜の飼育方法に関する情報や売買情報などを携帯電話で提供しています。Modisarはボツワナの農家に価値ある家畜生産の知識や管理方法を提供することで、彼らの農場管理の効率と生産性を上昇させること支援をしています。

 

4.気候変動対応型農業気候変動対応型農業

現在、農業にとって最大の脅威の1つは、気候変動です。 Grain SAエコノミストのMichelle Mokone氏は、気候変動と戦うために、「気候変動対応型農業(Climate Smart Agriculture)」というプログラムを使用していると言います。 温室効果ガスの排出を削減することにより、農業保全に焦点を当てています。

これは、大気から二酸化炭素と炭素を除去し、それを土壌に入れ、土壌に空気を蓄積することによって行われます。 気候変動対応型農業の主な利点の1つは、有機物を作るための土壌中の有機炭素を増加させ、動物が食べる土壌を改善するため、家畜にも有益であるということです。

 

5.組み換え種子組み換え種子

若い農家は、食料生産を増やし、気候変動に対抗するためにハイブリッド種子を試しています。 家畜や野菜の農家Brenda Thlabane氏は、「遺伝子組換え作物は若者に受け入れられており、有益であることを証明しています。」と言っています。 トウモロコシは、南アフリカの多くの人々にとって主食ですが、この地域は干ばつが起こりやすく、トウモロコシ栽培は賭博のようなものです。

干ばつに強いトウモロコシの種子は、農家にとってより良い結果をもたらすために干ばつに耐えるように作られています。 西アフリカでは、ソルガムの親種子が混合されて、Guinea competitive sorghum が生まれました。これは干ばつに強く、この地域の他のソルガムよりも遺伝的に優れています。 最初の収穫は少なめでしたが大成功を収め、マリとナイジェリアでは大規模な農業が進行中です。

 

6.土壌の多様化土壌の多様化

気候変動の影響は土壌に厳しいものでした。 Grain SAのMichelle Mokone氏によると、輪作や被覆作物などの気候変動対応型農業から、より多くの若い農家が有益な成果を得てきているという。

輪作は、土壌を浸食から守り、持続可能な農業を支援するのに役立ちます。また被覆作物は、土壌構造を改善する植物を有することによって土壌を助け、よりスムーズに雑草を作り、土壌の水分を保持するのに役立ちます。

 

7.政府の支援

政府の支援

政府は若者と農業に投資することの重要性を理解しています。 彼らは若者をその分野に引き込むイニシアチブにお金を費やすだけでなく、市場についての勉強やどのように販売を確保するかなどの方法も提供しています。

マラウイの青少年行動イニシアチブでは、青少年に農業を教えることを目指しています。 これは、国の若者の84%が農村地帯に住んでいるため、特に重要です。 ナイジェリアでは、政府が農業プログラムにおける青少年雇用を開始しています。 これは若い農家に、この分野の雇用およびビジネス機会を教えるためのプラットフォームを提供しています。

 

8.アフリカ連合の支援アフリカ連合の支援

アフリカ連合は様々な取り組みを通じてアグリビジネスの成長を奨励してきました。 その中には、アフリカの発展のための新パートナーシップ(NEPAD)による、各国政府が若者を誘致する際に直面している課題に対処するための調査に資金を提供しています。

また、ケニア、マラウィ、モザンビーク、南アフリカ、ルワンダなど17カ国のアフリカ諸国でプログラムを実施している「アフリカ緑の革命のための同盟」(AGRA: Alliance for a Green Revoution in Africa)を支援しています。

 

9.農業における女性農業における女性

アフリカは農業部門で働く女性の数が最も多い。 南アフリカ共和国北東部Limpopo州Belaの農民であるTlhabane氏のようなほとんどの女性は、早い時期から農業に従事しています。

多くの女性が小規模農場を営んでおり(約2ヘクタール)、それによって家族を養うことができます。農業のビジネス面について女性に教えるための財団とプログラムが新しく設立されました。このプログラムは、サブサハラ・アフリカの女性農家がアイデアを交換するためのネットワーク作りや、農業経営などを勉強するための新しい方法です。

 

10.仕事仕事

NEPADによると、アフリカの約3億3千万人の若者が2025年までに労働力に加わるが、残念なことに全員に十分な機会は与えられていません。このため、起業家精神が奨励されています。

農業は、労働力のより多くの人口を雇用する能力を持つ唯一の産業です。 2014年までに、アフリカの労働力の約60%が農業部門に雇用されています。また、アフリカには約3300万の小規模農場がありますが、ほとんどの雇用はここから生まれると見込まれています。 世界銀行は、適切な政府支援と農業部門への継続的な投資により、2030年までにアグリビジネスが1兆ドルに成長すると考えています。

 

Photo・参照:https://www.africa.com/reinventing-agriculture/

The following two tabs change content below.
1977年生まれ 宮城県出身 東京在住 調理師 ビジネスを通じて途上国・先進国の課題を解決することを目的に設立された 『MONSOON JAPAN』の一員として活動しています。