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マラウィ政府、人道的ドローンの飛行ルートを運用開始

マラウィ政府とユニセフは、ドローンとして知られている無人航空機(UAV)の人道的使用の潜在的な可能性をテストするための飛行ルートの運用を開始しました。

飛行ルートは、アフリカ諸国で初めてであり、世界で初めて人道支援および開発支援に焦点を当てたものです。

 

マラウィ政府、人道的ドローンの飛行ルートを運用開始

 

マラウィ政府、人道的ドローンの飛行ルートを運用開始

この飛行ルートは、マラウィ共和国の中部に位置するカスング飛行場を中心とした半径約40km(直径80km)におよぶ空域です。

民間セクターや大学、その他のパートナーが、地域社会に役立つサービスを提供するためにドローンをどのように活用できるかを研究する場所として設計されています。

イノベーション分野のリーダー的役割

「マラウィ共和国は、イノベーション分野のリーダーであることが長年にわたって証明されており、革新的な取り組みに対する寛容さが、アフリカ諸国で始めてのドローンのテスト飛行ルートの開設につながっています」「我々は、すでに洪水被害などへの対応にドローンを活用しています。今後は、医療物資の輸送など、遠隔地の村落で暮らす人々の日常生活に変化をもたらせる可能性もあると考えています」とマラウィ共和国のジャッピー・ムハンゴ運輸・公共事業大臣は述べています。

ドローンのテスト飛行ルートは、主に3つの分野の検証を促進

  1. 画像・映像:洪水や地震の状況を監視することを含む、開発支援や人道危機への対応のための航空画像や映像の撮影、分析。
  2. 通信:緊急事態発生時に、通信が困難な地域において、ドローンによるWi-Fiや携帯電話の電波増幅の可能性を検証。
  3. 輸送:緊急用の医療物資、ワクチン、HIV感染検査用の血液など小型で軽量の物資輸送のテスト。

このドローンのテスト飛行ルートは、2018年6月までの約1年間ほど運用される予定です。ドローンのテスト飛行ルートの開設を発表して以来、HemoCue やUCANDRONE (ギリシャ)との共同で参加するGLOBHE (スウェーデン)、Precision (マラウィ)など、ドローンを製造する企業や通信会社を含む、世界中の企業や大学、NGOなどから飛行ルートの使用の申請がありました。これらの企業や大学、NGOは、運用開始に立ち会って通信、画像・映像、輸送などのそれぞれの分野の実演を行いました。

「人道的利用のためのドローンのテスト飛行ルートは、世界で最も厳しい状況にある子どもたちに支援を届ける上で、その効率性と機能を飛躍的に改善することができます」「これらのテスト飛行ルートの成功は、民間部門、政府、現地の企業や技術者による、新しい方法での協働にかかっています。彼らは、最も支援を必要とする人々のために、技術による適切な解決策を提供することができるようになります」とユニセフ本部イノベーション部門プリンシパル・アドバイザーのクリストファー・ファビアンは述べています。

 

マラウィ政府、人道的ドローンの飛行ルートを運用開始

ドローンによるニーズ調査実施

ドローン技術は、まだ開発の初期段階です。ユニセフは、ドローン技術が低所得国でどのように使用されるかを探るため、多くの政府機関や民間セクターのパートナーと世界的に協力しています。すべてのプロジェクトは、オープンソースを活用したユーザ中心のデザインに焦点を当て、厳格なイノベーション原則を遵守しています。

2016年3月のマラウイでのパイロットプロジェクトでは、乳児のHIV感染の早期診断のための乾燥させた血液サンプルの輸送にドローンを使用する実行可能性について調査が行われました。この調査は、ドローン技術が、HIVの診断を助けるために使用される既存の輸送システムに加えられる、実行可能な手段であることを示しました。また、ユニセフは、マラウィ政府の洪水に対する被害対応を支援するためにドローンの人道的利用も実施しています。

2017年2月から4月にかけて、Salima、Lilongwe、Karongaにおいて、洪水被害を受けた家族のニーズ調査をするためのドローンによる空中映像を提供しました。フライトの目的は、被災した地域社会や家族の状況を、迅速かつ効率的に費用対効果の高い方法で調査することでした。ユニセフはまた、即時の捜索や救助活動をサポートするためにドローンを使用する実行可能性も探っています。

「マラウィは条件が良いときでさえ、農村への陸路でのアクセスが限られており、洪水が発生すると、地方の道路は川に変わり、被災した地域を完全に遮断してしまいます」「ドローンを使用すると、被災地の上空を簡単に飛行し、被災地がどのようになっているのかを明確に確認できます。これは、衛星画像より安価で優れた解像度です。」とユニセフ・マラウィ事務所代表のヨハネス・ウェデニグは述べています。

テスト飛行ルートについて

飛行ルートの詳細は、マラウイ政府の新たな規制枠組みに準じて、政府の民間航空局と協議の上決定されました。その仕様には下記が含まれます。

  • 最長距離は80kmとする(効果的にドローンの輸送を試験できる距離)
  • 高度制限は地上400メートルとする
  • 飛行ルートの運用は1~2年間とする
  • テスト飛行ルートで実施されるすべてのドローンプロジェクトは、ユニセフの「イノベーション原則」に準ずること、すなわち、オープンソース・オープンデータ・共有性・規模拡大をふまえた設計であることが必須です。

テスト飛行ルートの使用に関心のある企業や個人は、こちらからオンラインで登録できます。

提供:(公財)日本ユニセフ協会
© UNICEF/UN013391/KhonjeMalawi, 2016
引用元:https://www.unicef.org/media/media_96560.html



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1977年生まれ 宮城県出身 東京在住 調理師 ビジネスを通じて途上国・先進国の課題を解決することを目的に設立された 『MONSOON JAPAN』の一員として活動しています。